えーと…もうなんだかいろいろで、いつも以上に支離滅裂感想になりそうですが、書きます。最終回感想(T-T)語りまくってますんで、そういうのひく人は読まないようにしましょう（笑）


さて感想ですが、いきなり何をと言われそうですが、もうこれは外せない。最終回は…


全力でキスジョミだったと思います…！！

いや、もうこの際ジョミキスでもいい（私はジョミー総受け思考ではありますが）というかカプでなくてもいい。とにかくもう、この二人の絆っちゅーか、分かりあってる感じとか、何かこう、もうまともに表現できませんけど、二人にしかわからない何かがね…。ひしひしと伝わってきたんですよ…！

この画像はちょこっと妄想入ってますが（笑）イメージ的には、キース最期のつぶやき直前


キースもジョミーも、第一話から全部通して、こんな満足して安心しきった穏やかな笑顔は今までなかった。それが死ぬ間際である事は切なくて悲しい事ではあるけれど、それぞれ次の世代に希望を託せて、自分はやるべき事ができた。そんな二人に涙がでそうになりましたですよ（はい、痛いですよこの人）時代に選ばれて、それぞれの頂点で引っ張っていかなければならなかった、選択をしてこなければならなかった。相談する事はできたかもしれないけれど、最後に決断をするのは自分自身しかいない?孤独であった二人。そんな二人だから、お互いが一番近しい、唯一分かりあえる存在だったのでしょう（と、自分解釈）


その二人において比較すれば、ほんの少しジョミーの方が、立場的に幸せ…ていうのも変ですが、そうだったんだと思います。ジョミーはミュウの権利を掴むために、ブルーの願いを叶えるために、ひたすら走り続ける事ができた。相方も言ってたんですが、思想としてはミュウ側の方に「正当性」があるんですよ。今回見るかぎり、ミュウはやはり新人類であって、ＳＤ体制をしいた人達でさえ、排除する事ができなかった存在なんですよね？それと戦わなければならなかった。しかも先人が先延ばしにした結論を、一身に引き受けるハメになったのがキースって事になりますよね？そしてその正しい側、新人類のジョミーには、途中まで（これはアニメだけだけど）ブルーの存在があった。これは大きい。キースには何もなかった。前述した矛盾をキースは抱えながらひた走るけれど、誰にも言えない。サムは大事な友人だけど、彼もまたＳＤ体制の人間だから、キースが抱える疑問など持ちようもない。

そんな中、シロエを殺してしまったキースには、マツカを生かしていく事が、心の安定を保つギリギリの方法だったのかもと思ったり。

数え上げればキリがないわけなんですが、そんなわけで、ジョミーの方がキースより心に余裕があったんだろうと思います。だからキースは今まで誰にも言えなかった事をジョミーに対して言えたんじゃないか。「これでよかったのだろうか」と。そしてジョミーは答えてくれる。「パンドラの箱には、最後に希望が残ったんだ」と。自分にもわからないといいつつも、しっかりと、人は後悔ができるから大丈夫だよと言ってくれる。ジョミーにしかできなかった事だと思います。やや、キースはジョミーによりかかっていたような印象を受けました。そうなれた事でやっと開放されていたような気がします。

うう…！うまく言葉にできない。二人の考察についてはこの辺で、順にいきましょう！（恐ろしく長くなりそうだこの感想・汗）　

こっからは萌えとかツッコミとかおりまぜていきますよ☆


いきなりマザー、キースに選択を迫る。ここではキース、「ＳＤ体制をやめるわけにはいかない」と、今まで自分がみた人類を思って結論言っちゃうんですよね。ここでマザーの目がピカーっとね！承認しちゃった！マザーは機械です！変更はききません…！

ああーでもこれ、ジョミーに剣を突き付けつつ、自分を殺せって言ってるも同然だよね。キースは自分も含め、人類を信用できない。だから自分にはＳＤ体制は放棄できないから、ジョミーに許せないなら壊してくれ！って言ってる感じがしました。この辺から無意識によっかかってると言えなくもない。


セルジュは多分、マツカやキースの側にずっと居て、マザーから自立しつつあったキャラなのかな。マザーのためにというよりもきっと、キース・アニアンに仕えるようになってたんだと。マザーに任せれば大丈夫って言ってる隊員と比較がでてる気がする。


そしてスウェナによる、キースのメッセージ。地球の地下深くで前述したような展開になってるくせに、こんなメッセージを託しているあたり、キースいろいろ葛藤が…もう苦肉の策ですよね。行動が支離滅裂といえなくもない。


さて、フィシス。トォニィに一発。まだまだ人類なんて下級な生物だ思考のトォニィへ、グランパはミュウと人類の未来をかけて戦っているんだとお説教。後に繋がるかっこいい所だと思うのですが。フィシス最終回にしてやっとジョミージョミーいってくれるようになりましたね。ちょっと遅いぞ☆


さてお互い本気じゃない決闘中、キース＆ジョミー。「なぜミュウの力を使わない！」「君だって本気じゃない。なぜ銃を使わない」刺されて苦しげにいうジョミーにキースがはっとした所で…

マザーいきなりジョミー拘束…！Σ（￣□￣;）


…エロ…（だまらっしゃい）


張り付けにしたジョミーをキースに撃たせようとするマザーですが、苦しみながらもミュウの力を使わず、お前と話をしにきたんだとキースに訴えるジョミー。力をけしてふるわず、ミュウを信じろ！人間を信じろ！と伝えるジョミーに、キースついに冷静な仮面崩壊。命令を続けるマザーに「うるさい！もう私の心にふれるな！」の叫びが素晴らしい。さすがです子安さん…！ 「彼を離せ！」と言って、マザーを撃ったキースにじわりといたしましたよ(T-T)

そんなキースに、ミュウの精神汚染を受けたと判断するマザー。マザーが本当にどこまでも機械で、融通がきかない恐ろしさを感じる。うまい演出だなぁと思います。そんな機械相手に、違う！と感情あらわに訴えてしまうキースが切ない。お前は人間だよキース！！


そんなキースが打たれ、今まで力を使わなかったジョミーが、「機械め…！」って力を発動です…！

トォニィがジョミーの意識を感じとるとこに、二人の絆を感じる。


グランドマザーって、人間すべての思念をコントロールするシステムの中枢ですから、すごく強いはずなんですよね。それを壊すにはすごい力が必要なわけで、皆の力をもらっても尚、ジョミーはヨロヨロになっちゃったわけですよね。（これよりジョミーの活躍はないため、どうにも弱そうに見えてしまうのですが、そんなはずはない！彼は最強なはずだ！という事で考察・笑）　


もーさっきから見返してて、どのカットも素敵すぎてどうしましょう。最終回作画はオール神ですよ！どのシーンも神の領域！（落ち着け）


キースとジョミー、もうキースの表情が…ああ。「これで…マツカやサムに顔が会わせられる」はわー切ないよキース！


ここで、勝ったと思ったマザーコンピュータが動きます。やつはネットワークがあらゆるとこに繋がってるので復活。ジョミー刺されちゃった(T-T)さっきから思ってたんすが、斎賀さんの呻きって男らしくてやらし…（だから黙ろうね自分！）


シドが何やら男前。彼はなぜこんな重要な位置に…と思ったら、いきなりリオが登場してびびった。トォニィの「グランパー！」の後に「今、僕がいきます！」って、登場。ジョミー至上組（笑）くしくも第四話のブルーと同じ台詞。


マザーこえーよ。なんか画面表現が真に素晴らしいよ。

しかしちょっと疑問。ＳＤ体制って、そもそも地球のために作られたのに、なんで地球抹殺命令がでちゃうんだろか？


ここでジョミー、自分に刺さった剣抜こうとしてますね。トォニィが来てくれなかったら行く気だったんだな。

さて、トォニィ来てくれました。


もートォニィがあああ！「シャングリラに帰ろう！早くしないとグランパが死んじゃう！」って、素になるとすごい子供なんだよこの子はぁぁあ。ジョミー、今まで冷たくしてきましたが…散々私も声かけてやってくれ言うてましたが、うぅ、ここで…頭なでなでしてあげてるー(T-T)「お前は強い子だ…僕の…自慢の…」次の時代をトォニィに託すジョミー。キースもトォニィに想いを託しましたよ。ちょっとここいきなりでトォニィもビビり気味でしたが（笑） グランパがいなきゃ嫌だって、駄々こねるトォニィに補聴器を渡すジョミー。ん?。アニメではあれ、補聴器とは一言も言ってないから、原作読んでない方は、純粋にソルジャーの証だと思うでしょうね。このためなのかなー。 今まですごく優しい口調だったけれど「人類とミュウを…導け！」最後は命令ですソルジャーシン。これは従うしかないトォニィ。


そしてキースはセルジュに。セルジュ君！グランドマザー退けました。「それがどうした！」


ああーリオ、ブルーと違って、ジョミーまで辿り着けませんでした。彼の最後は描いてくれた事を喜ぶべきか、やらない方がよかったと思うか微妙な所で複雑です（汗）原作くらい、彼とジョミーの絆があればよかったんでしょうが…。もうちっと一緒に居させてあげた方がよかったのではないかと…。


スウェナとレティシアの再会に合わせて、キースが苦肉の策で投下したメッセージが、人類を動かした事を伝えました。マザーネットワーク壊されます。


そしてトォニィとセルジュ、仲間を率いてメギドを攻撃！地球を守ろうと奮闘。ここで仕留められなかったメギドの一つをグレイブが、特攻で沈めてくれます。かっこいいぞグレイブー！


長老達…、カナリアの子供達を助けるために力を使ってしまいます。


ここの流れすごくうまいと思うんですよね。キース、ジョミー＞トォニィ、セルジュと始まって、グレイブ、そして長老達＞カナリアの子供達。まさに先人から、子供達へ未来が託されていくのを表してますよね。なんだかグレイブが、やたらセルジュを若造若造言ってたのが、ここに繋がるのかと思うとなんとも痺れます。


さてキースとジョミー。かすれた声で（ジョミーはもはや思念で）けだるそうに、友人のようにしゃべる二人がもう…キースがフルネームじゃなくて、ジョミーと呼んだよ（泣）先ほどはキースについて言いましたので、ジョミーの事を。キースが自分達受け入れてくれた事で、ジョミーは人間とミュウの未来は手をとりあえると確信できたんじゃないかと。前からジョミーは人間とミュウの共存を訴え、その度にはねのけられてきたわけですから、その喜びったらないですよね。そしてブルーがジョミーをみつけて喜んでいたように、トォニィに未来を託せて。あの綺麗な、満ちたりた最期の表情が感無量です。そうして息をひきとるジョミー。キースはほんの少しだけおいてけぼり。「最期まで…私は一人か…」っていうキースのつぶやきが…くっ！（なんだよ）


キース、ジョミーが息をひきとり、完全に物語はトォニィへ移りました。地球を後にして、そしてソルジャー服を身につけ、命が受け継げられていく事に想いを馳せるトォニィからＥＤへ移ります。ぱぁっと植物が成長していくような模様が広がる始まりが綺麗でした。ＥＤでは今までの回想シーンが流れていくんですが、あえて最後はカリナ。トォニィが生まれたところでラスト画像へ飛びます。ぷわーっと海の底から見上げるようなカットへ。ちなみにフィシスは長老達に、後の事を託されて、カナリアの子供達とシャングリラへ送られたのですが、彼女はこれから皆の母として過ごすのでしょう。キースの母親を残したというのも感慨深い（これは原作読まないとちょっとわかりにくいですが）母親、これもアニメが重要視した役割ですよね。


海の底から上がっていくと綺麗な自然が描かれます。本当に綺麗。息詰まる。これ…うすーくメギドが描かれます…よね？あれ、グレイブが落としたメギドですよね。これは地球なんだぁ。

地球がほっぽかれたなぁと、ちょっと思った私なんですが、今これに気付いて感動しなおしました。にくいぜ監督…！


…ああ、良い作品でした。ＤＶＤ永久保存します！買おうと決断してよかった…！


スタッフ、キャストの皆様、本当にお疲れ様でした…！ここで言ってもなんですが、全力で感謝の思念送っときます…！

〈感想番外・相方の穂純さんが最終回だけ感想くれましたよ。私のアホ感想と違っていろいろ考えてますよ〉

もしかして、はじめましての方は、はじめまして。ときどき美風の感想に登場していた相方の穂純透でございます。普段文字を書いてます。
さて、「地球へ・・・」に関しては完全裏方でいようと思っていたのですが・・・最終回にはやられましたので、スペシャルゲストとして顔を出させていただきました。蛇足ではありますが、多少感想など語らせていただきたいと思います。

�@最終回予想
美風にメールで最終回前日に送っていた最終回予想は、こんな感じでした。ちなみに私も原作を知らないので、アニメだけ見てた人間はこんなこと考えるのかな、くらいで。
マザーがミュウ因子を取り除かない理由について、私はマザーが実験のためにわざと残しているのではないかと推察していました。
偶然成人検査の過程においてこの因子が見つかって、マザーはミュウこそが地球を引き継ぐべき新人類だと判断したのではないかと。ＳＤ体制によって人は自分の意思で未来を切り開く強さを失っていくわけです。管理されていれば、それは当たり前のことで。人が生きていく強さを失わないためには、庇護された環境ではなく、逆境が必要だとマザーはわかっていて、そのためにミュウを弾圧した。ミュウがそれを撥ね退ける位の力を持つことが出来れば、ミュウは地球を引き継ぐべき新人類となりうる。完璧な人類であるキースを生み出そうとする過程でシロエという反発要素が用意されたように、ミュウの進化の過程に必要要素として人類の弾圧を用意した。そういういことではないかと思っていました。だから、マザーの前にミュウの進化の完成品である強きジョミーが立った時、マザーはジョミーをこそ、「愛しき我が子」と呼ぶ可能性はなくはないなと。
まあ、実際は違っていたわけですが、完璧に間違っていたわけでもないですね。ミュウは進化の必然であるかどうか、マザーも判断しかねていて、そのために残していたわけですから。その必要性を最終的にキースにゆだねるとは予想できませんでしたが。
ミュウは全体的に正しいものとして描かれています。自然出産に挑み、管理される体制に逆らい、人間らしく生きようとする情を持った優しい種族。けれど、トォニィやアルテラが危惧していたように彼らの異端さを恐れるところに、人類と同じ愚かさも見て取れる。けっして、ミュウも正しい生き物ではありえない。
ジョミーはそれでも、そういう愚かさも含めて人もミュウも信じていた。その想いごと、トォニィに引き継いだわけですね。

�Aジョミー
ジョミーと重なる主人公として、私はナウシカを思い浮かべます。彼女は、どこまでも強く優しく、しかもそれまでの人類にはない力を持った（どこかミュウの心をつなげる能力に似ています）ヒロインです。ナウシカには「森の人」という種族が登場します。彼はナウシカと同じ力を持つ「森の人」です。彼らは力を持ちながらも、愚かな人類とはある意味背を向け、地球の浄化を行うために生み出された蟲たちと共に森で生きることを選択した種族です。
けれど、ナウシカは不思議な力を持ちながらも人の中で生まれ、人と共に生き、人の愚かさに触れながらもけして最後まで人であることを諦めませんでした。
人が地球を破壊し尽くした終末に、人は様々にあがき、色々な物を作り出しました。それが世界浄化のプログラム、蟲であり腐海であり、そして清浄化された世界で生きるべき優しく賢い種族の卵でした。ナウシカたちはその清浄化された世界では生きていけない穢れた人類であり、そのプログラムの中では排除されるべき存在。けれど、ナウシカはその次世代を担うべく用意された正しく優しい人類の卵を破壊します。管理された未来ではなく、愚劣でも必死に生きようとした人類に未来を託したわけです。
おそらくナウシカや、正しい考えを持った人として描かれる森の人たちの力は、人が世界を理解しようと望んだ結果生まれた進化なのでしょう。ナウシカと対照的に描かれるのは、皇帝の妹、クシャナ。最後彼女は人類を託される人類の代表です。立場としては、ややキースに近い。彼女は死ぬまで王というものを戴かず、自分は代行として世界を率いた。それがなんであれ、管理することも管理されることも最早望まなかったということですね。
管理するものがいない世界は、正直厳しいものだと思います。立ち上がった人類はまた堕落するでしょうし、再び甦った地球を汚すかもしれません。人は手にした自由な権利で、独裁者を生み出す生き物なので、またＳＤ体制のようなものを作り上げてしまうかもしれない。けれど、そうしたらまたジョミーやキースのような者が生まれるんでしょう。ミュウの能力やナウシカたちの能力が人類が少しずつまともになろうする進化の結果なら、いつか「地球へ・・・」の最後に描かれたような美しい地球を壊さずに生きることができる人類が生まれるだろうかと思っていました。なんだか半分ナウシカの感想になってしまいましたが・・・すいません。

�Bキースとジョミー
二次創作屋として、この作品に対して触手がまったく動かなかった穂純でありますが・・・最後にこの二人に萌えさせていただきました（笑）
最初はキースのことが大嫌いで「トォニィの代わりに私がこいつ殺してやらああああああ」とか絶叫していた危険人間だったんですが、なんだか後半キースが気になって仕方ありませんでした。
それは多分、キースがジョミーよりも矛盾をはらんだ存在だったからでしょうね。美風の感想でちょこっと書かれてましたが、ジョミーって正しいんですよ。人類のやってる弾圧って、もう横から見ても縦から見ても斜めから見ても悪いことなわけです。ナチスドイツのユダヤ迫害もかくやってもんです。この世に生まれた生きとし生けるものすべてに生きる権利がある。それが人の世界の大前提、正義の基本で。だから、ミュウの生きる権利を叫ぶジョミーには正当性があるし、人との共存を求める姿勢も迷いも矛盾もない。
けれど、キースはもう矛盾だらけです。ＳＤ体制が正しいなんて、最初のキースはともかく、後半のキースは思えるはずもなく。けれど、ジョミーの唱える理想を信じるには、人の愚かさを知りすぎている。なにより、自分が人の愚かさの末に生み出された生き物ですからね。そんな矛盾と苦悩を背負って、自分の存在を賭けて戦わなければならないキースがいたたたたで、痛い人が好きな穂純はなんだかキースを好きになってきてしまったわけです。あら、意外。
美風さんは、キースとジョミーが分かり合えたところに悶えていたようですが、穂純は分析すると、多分二人が分かり合えたことに萌えたわけじゃないですね。分かり合えたと思った相手が、息を引き取り一人残されたその瞬間の心の動きを想像して悶えてしまったんじゃないかと思われます。キースは大事な人々、サム、シロエ、マツカ、誰ともその心を分かち合うことが出来なかった。手を差し伸べられても自分からその手を振り払ってきたわけです。ジョミーはだから、キースが受け入れた唯一の人間で、キースが認めるわけにはいかなかった、あまりに優しい美しい理想を体現していた人物。その彼がキースの前で一瞬だけ先に死ぬって、なんだかとても残酷に思えました。キースとしては先に死んだほうが遥かに幸せだったでしょうね。理解しあえたという気持ちで死んでいけたから。物語としては、キースがジョミーとトォニィに未来を託して先に死んでもおかしくなかったように思うんですけど。それをあえて、「最後まで一人」とキースに呟かせることの意味が。そこに気づかせてしまうかって。そこまでやるかって。「地球へ・・・」ただものじゃないって気持ちになりました。あーなんだかもうね〜ああいう光と影の、分かり合えるようでけしてわかりあえない、本当に「地球へ・・・」二代目ＯＰに描かれた、触れ合いたいのに触れ合えないジョミーとキース。ああいうのに弱いです。ジョミーはやっぱり本当にはキースの絶望を理解は出来ない。理解できるような人間ならば、この物語の主人公にはなれない。けれど、理解できないことがキースにとっての救いかもしれないとも思います。

すいません、めっちゃ長いので、後は駆け足で。

�Cトォニィ
好きでした。かっこいい。愚かしい。可愛い。最後のジョミーとの会話で、ああ、この子、子供なんだよな〜って。両親もブルーもジョミーもキースもいない世界を託されてしまった彼の苦しみを思って、切ないです。

�Dグレイブ
って、あの陰険眼鏡だよね？マードックって名前じゃなかったっけか？まあいいや。この人後半大好きでした。もうたまらない。あの副官の髪の毛ぱっつんのお姉ちゃんもたまらない。こういう大人の関係たまらない。この人は若造に未来を託すほど年くってなかったと思うんですけどねえ。本当の意味でキースを理解できるのってもしかしてこの人だけだったのかもしれないと思う穂純。
なぜならば、彼だけがキースに対して幻想を抱いていなかったから。

�Eフィシス
私が全編通して涙ぐんだのは、フィシスがカナリアの子供たちに「ただのひとです」と告げた所のみ。彼女がそれを言うか・・・。

�F再生する地球
一体どれくらい未来の出来事なのでしょう。もう人類もミュウも下手したら滅びてるかもしれないよね・・・この最後の映像に人の姿が一人も見えなかったことが、意味深い。
ものすごく綺麗な映像でした。心から深く感動しました。
これだけの短い時間でなんだか中途半端になったらどうしようと危惧していましたが、最後まで綺麗に駆け抜けましたね。
スタッフの皆様、感服です。

ではでは、長いことお付き合いくださりありがとうございました。
穂純、また影に戻ります。

美風、ありがとさん！